ナイルの賜物


昼休み、後輩が旅行のパンフレット持ってきて嬉しそうにエジプトのページを指差している。
「例のハト料理が乗ってますよ。」

もう一年近く前になるけど、エジプトに旅行したときに名物料理と称されるハト料理にやられて、帰国後も二週間ぐらいウイナーInゼリーで過ごしたのだ。

あの暑さ、食事。今でも思い出せる。
だけどあの過酷な天候と砂漠が五千年もの間、エジプトの遺産を守ったのだ。
日本で五千年も前の物は残っていない。
もちろん歴史がなかったからかも知れないが、高温多湿の気候は木を腐らせ紙を色あせさせる。

エジプトは高温無湿、そして、容赦なく建築物を砂漠の下に埋没させる。
ある意味良質なタイムカプセルだ。

写真はエジプト旅行に行ったときのお土産である。額にいれピラミッド代わりのキューブシェルフに埋没させてみた。


五千年後が楽しみだ。