神様こうりん


久しぶりに駅西にあるこの町最大の品揃えという歌い文句の本屋に向かおうと家を出た。すると、空に神様が降臨していた。悪魔っぽいけど光輪があるのだから神様だろう、おそらく武道派のね。

空を気にしつつ車を運転し本屋に着く。いろんな本を物色した結果、他ではなかなか買えない、SFマンガの巨匠、星野之宣のマンガを5冊購入する。小説も買おうと思ったがまだ読んでない本が沢山あるので購入リストに入れるだけに留めておいた。

せっかく駅西に来たのだからと思い、こちらもこの町最大の商店街をぶらつきシャノアールという喫茶店に入る。
学生のときに、先輩に「シャノるかい?」という誘いに乗ってよく行った。(別の店舗だけど。)シャノアールではどうでもいい話や映画の話、うわさ話、たわいもない議論なんかしていたあの頃、無限とも思える時間を喫茶店で使っていた。
今でもこの喫茶店に入るとあの頃の時間の流れに戻る。

さすが神様が降臨した日、SFチックに時間がゆがむ。