動脈と静脈


会社帰りに撮ってみたかった場所に行く。何回も何回もシャッターを切る。そして家に帰って来て写真を選び、写真を見てタイトルを思いつく。するとなぜか広末涼子が頭に浮かぶ。なぜだ、なぜだろうと思い、思い出す。ああ、そうか「20世紀ノスタルジア」だと。

たしか映画では夜の幹線道路をニューロンか、動脈かに例えていた。主人公の青年はその道、都市、国との光の結びつき、人の動きをみて、ガイヤ的な発想にたどり着く。主人公は戦争や憎しみなどのネガティブガイヤ論にはまっていき、それを打ち消すようにヒロイン(広末)はポジティブガイヤ論を積み立てていく。
本当はそんなに堅苦しい映画じゃなくて純粋な恋愛映画だけど、今はそれだけが印象に残っている。

動脈と静脈。二つあって人は動き、世界は回る。

20世紀ノスタルジア デラックス版 [DVD]

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