映画の会 ２．０

映画の会が発足したのは「キャシャーン」を見たからだった。
紀里谷 奇才のデビュー作。
それは観客にすさまじいまでのエネルギーを与えてくれた。
みんな怒りともあきらめとも分からないエネルギー。
それはその後開かれる居酒屋での熱談の元になり、
おいしいビールのつまみとなっていた。

そう発足当時のコンセプトは酒がおいしく飲める映画を見に行こう。
なのである。
一人ではまず見に行くことの無い映画を、みんなで見ることで話題へと昇華させるのである。

最近の映画の会は休催されることも多く。
開かれたとしても話題作、良作になりがちであった。

しかし今回は写真の田んぼでかえるが泣き叫び、水面にうつる木の上に居を構える奴の映画である。
かえるはこう泣く。
「ゲゲゲ」と。

軟弱な映画の会を完膚なきまでに叩きのめしてくれた。

これから映画の会２．０の始まりです。