秋冬朝、カラスのついばみ


しばれる朝、うっすらと畑が白くなる中、数羽の烏が朝飯を食べに飛来しては畑をついばむ。
僕にとっては烏はずる賢く、孤独を好む不器用な鳥のイメージ。
自分を黒く見せているけれども、実は真っ白なんじゃないかなと思う。
烏の黒さが逆に純粋さを感じさせる。
到来する冬をあるがままに受け止めて、
生きる事にあるがままに素直に、
だからこそゴミもあさるその姿に、
黒さも捨てるプライドを感じる。