京都の結婚式


ピアノや星写真をこよなく愛するF氏の京都の結婚式に出席する。
式が始まるとF氏は遠くまで来賓してもらったお礼や、隣接しているお寺の説明などをして、最後に「くだけた感じでいい具合にグダグダに美味しい料理を食べて楽しい時間を過ごしましょう。」と言って締めくくった。
余り目立つことやお決まり事を好まないF氏。
花嫁のお色直しでひとりぼっちになってしまう時などは、旧友テーブルに椅子をおいて談笑したり、照れ隠しでよく眉間に手を当てて俯いたりしている。


式の中盤には夫婦そろって「ラブソディー・イン・ブルー」を連奏する。
その二人が紡ぎだすメロディーは聞いているものを幸せな気分にさせる。
そして演奏している本人達も楽しそうだ。
「なんだかいい夫婦だな。」と思う。


そして古民家のお店で二次会。
酒を飲みながら式の感想などを話し、酒を味わう。
日付もかわったころにF氏に最後の締めの言葉を頼まれる。
そういう事になれていない僕は一度断るが2度頼まれて引き受ける。
少し酒がさめる。
「え〜と、本日はおめでたい日で〜〜、え〜...とにかくおめでとうございます...まあ写真が趣味なのでみんなで写真を撮ってお開きにしょう」という。
何をいっていたのか自分でも覚えていない。
そしてみんなの集合写真を撮影し、グダグダにお開きに。
お役にたてんですまないです。F氏。
そのあと、A氏の提案でF氏を胴上げ。
なんかこれで式が結べた感じになる。


お幸せに!