The alchemy of color and line


久しぶりに1人の時間が出来たので、お気に入りの宇都宮美術館でクレー展を行く。
クレーは見たことはなかったが宇都宮美術館にしては、人の入りはななかなかで、併設されたレストランが並んでしまっていた。(ランチをしようとしていたのに残念)
日本の美術展は、余り代表作が来ない割には、工夫がある気がする。(海外でたまたまやっている事が分かって入った、フェルメール展や、クリムト展なんかが名作がいくつもそろえられているのを見ると、西洋絵画はやはり西洋で、と思ってしまうのも本音です)
作者の生い立ちだったり、背景だったり、そういったもので掘り下げようと頑張っており、海外の展示会に比べて勉強になる気がする。(まあ、英語が堪能でないという理由かも知れません...)
その分、インパクトは弱いがそれでもクレー展は作者の作風も相まって、脳みその深い所をズイズイ刺激されている気がする。
クレー展を見終えて、駐車場に向かう蝉の鳴く木下を歩きながら、頭の隙間を思考が巡っていたが、なかなか自分なりの正解が出ずに終わった。
まあそのうち頭から溢れて来るだろう。