A Ferriswheel


鹿沼の鯉センターに梅の花を見に出かける。毎年恒例の行事だ。
今年は梅のベストシーズンに来たらしく、いくつかの梅の木には満開の梅の花が咲いていた。梅の花は見栄えとしては、枝が多く、木によって咲く時期が違うため桜のような派手さはない。しかし、梅畑?に入った途端に香ってくる梅の匂いが、春の到来を醸している。その匂いに慣れてしまうと、よほど梅の花に近づかない限りは香っては来なくなる。
恐らくは春の到来とはそんな些細な事なのだろう。すぐに慣れてしまう微妙な変化、それこそが春の到来であり、梅を見る意味なのかもしれない。
梅を見てしまうことが一通り終わってしまうと物足りなさが心を支配する。近くの観覧車のある公園にも寄って帰ろうかっという気分になる。
10分ほど車を走らせて、鹿沼市内を見渡せる高台にその公園はある。
乗り物が1人50円と激安なことから、親子連れで賑わいを見せている。
みんな、子供の笑顔を見たいのか、さもなくば、春の陽気に適当な場所なのか、それとも物足りなさがここに来させるのかはわからないが、中々の憩いの場所になっている。
さて降りてくる子供の顔は笑っているのだろうか?