ちいさな春見つけた


昼休みに自転車を借りて近所を散歩する。
べダルを漕ぎ、動き出す自転車。
頬にあたる生暖かく時々寒い風は、たまに突風となり僕の髪を逆立たせる。
訪れる近くの公園にはおそらくモグラが掘り返したもっこりとした土山や、かなり膨らんだ桜のつぼみ。
そんな春っぽい風景が広がっていて、僕は露出をAE+1にして撮影していく。

さらにまた自転車にまたがりペダルを漕いでは止まりファインダー越しに覗いていく。
ファインダーの向こうには落ち葉に埋もれた坂道など、まだ冬の景色が広がっている場所もあれば、僕が『ヘボ桜』と命名した早咲きの桜が咲き誇っていたりする。
ヘボ桜は満開を迎えることなく咲いては散って、六分咲きを維持していく。
「ぱっと咲いてぱっと散る」という桜のイメージから少し離れているので『ヘボ桜』と命名した。
僕はいろいろな春っぽいものをカメラに収めて帰ってくる。
自転車を駐輪場に止め、ペダルから地面へ足を移す、その足には駐輪場の雨よけがたまたま作り出した小さな虹が写っていた。
季節とは関係ないはずだけどなんか一番春っぽいものを見つけた感じがした。(^_^)

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