ギブス


Macを買って以来、暇さえあればMacをいじっている。
おかげで一通りの操作法も覚えたし、Hello Worldというメッセージを出すぐらいのプログラムも作れるようになった。
しかしなりよりはまっているのがiTunesCover flowだ。
CDのジャケットをスキャナで取り込んでおけばマウスでグリグリしてジャケットで曲が選べる。
昔のパソコンではflow表示ができなかったためジャケットを取り込んでおらずflow表示できるアルバムはごくわずかだった。
グリグリ操作しても黒く表示されるジャケット達が寂しくて、暇さえあればせっせと取り込んでいる。
これを機会にすべてのCDのデジタル化とジャケットのスキャニングを行おうと思い、古いCDをほじくり返す。
すると椎名林檎のベストが出てきた。しかし本人が嫌がっているように、日本には椎名林檎にベストはない。
これは数年前台湾に行ったときに買ったCD。
「パチもんかな〜」と思いつつも取り込んでみると一応曲名などが自動的に表示される。おそらく台湾正式版なのだろう。

そんなベストのアルバム。椎名林檎の曲の中に『ギブス』という曲がある。


”あなたは写真を撮りたがる
あたしは其れを何時も厭がるの
だって写真になっちゃえばあたしが古くなるじゃない”


そう、写真は撮影した瞬間から過去になる宿命にある。
人物も風景もすべて過去。未来の物はエスパーでない限り撮影できない。

だから過去のことを写真から思い出すのが多いかもしれない。
確かにそうかも知れない。


だけど、僕はそれでも『から』をつける。
過去から未来へ。

過去の思い出にすがるのでもなく、捕われるでもなく、支えにして。


ジャンプ!



ギブス

ギブス