ハングルのある風景〜3〜


二日目に観光した景福宮キョンボックン)。
一時間おきに王朝時代の衣装で守門将交代式が行われている。
日本の皇居、いや江戸城のような場所だろうか。


日本語堪能の無料ガイドに案内されるまま、雪の少し残るさむい宮殿を練り歩く。
今は王様がおらず、本来の役目がない宮殿は見た目にも心にも体にも寒い。
そう、寒すぎるのだ。
僕の尿意もかなり刺激される中、我慢をしていると、
「と、トイレはどこにありますか?」と他の日本人の観光客が言う。
「もう少しで終わりますから。」とガイドが云い。
しばらくしてガイドが終わり、バチバチと拍手がなる。
僕と友チカと、我慢していた観光客は徒競走のようにトイレに向かう。


そんなハングルの生まれた場所でのある風景。