忘年会


会社の人たちと忘年会。
クリスマスツリーに目もくれず、飲み終わった後にみんなでじゃれる。
そんないつもの風景。
そんなありきたりな日々も、いつかは懐かしく思うのでしょうか。


シャッターを押した瞬間、僕らの気分は吸い取り紙のように移される。
そしていつの日か、ふと写真を見たとき、すこしだけその時の気分を返してくれる。
だけど、その時の僕の気分と今の気分と違うかもしれない。
経験という埃だか宝物だかが否応なくインストールされているから、それはその時と今の僕はすこしだけずれている。
だからすこしだけその時の気分に。


その時の僕ら心は写真とともに。