Grand Circle Travel By RV. Ⅲ
二日目の宿泊地、ブライスキャニオン国立公園のキャンプ場に着く。
標高が高い所為か、辺りはすっかり雪景色である。
昨日と同じように明日のチャレンジポイント獲得者を決定すべくＤＳ麻雀をやり、美味しいご飯を食べながら談笑して就寝に着く。
それにしても、事前にＫ党と話していた事とはかなり違う。
出発前日本にて。
「Ｋ党、アメリカって気温どのくらいかな〜」
「なんか、ラスベガスは気温が２０℃くらいあるらしいよ。 半袖中心じゃないかな。だけど砂漠だから夜冷えるから重ね着できるようにしておいた方がいいかも。」
「...(インターネットでラスベガスの気温を調べる。)確かにあったかそうだね。半袖と重ね着だな。」
という感じで二人して普段は暖かくて、たまに寒い、そんな気候を想像していた。
まさかこんな雪景色とは思いもしていなかった。
明け方、寒くて寒くて起きる。
辺りは真っ暗だが、寒くてもう一度寝に着くことは出来そうもない。
Ｋ党もでてきて二人してトイレに行く。
すると星空満点の夜空から次第に東からブルーの夜明けが近づく。
白い息を吐きながらＲＶに帰り二人して一眼を手にとり明け方の風景を写真に収めていく。
「寒いけどいい風景だね。」
「だな。」
二人の予想は外れたが、明け方の風景を見ているとそれはそれでいいものであると二人思う。
