Nikko Yumoto Traking


トトロと共に彼のおすすめの日光湯元の切込湖、刈込湖のトレッキングコースを歩く。
宇都宮では青葉眩しい初夏の装いだが、日光湯元はまだまだ枯れ木ただよう冬の様相である。
最初はトレッキングコースは雪の積もっていない普通コースだったが、次第に雪が見えるようになる。
しばらく歩くと前のほうから万全の装備をした中年夫婦とすれ違う。
「こんにちは」
「こんにちは」
「ここからさきもこんな感じですか?」と聞くと、
「まだまだ! ちょっとその靴だと厳しいかもしれないよ」と朗らかに答えてくれる。
僕らは、服は普段着に近く、靴はランニングシューズという井出達だった。
お互い、引き返すことも考え始めて、このコースの経験者のトトロが時間を決めて、どこそこに○時までにつかなかったら引き返しましょうという感じでやめるプランをかなり意識しながらトレッキングをすることにする。
このあと魔の階段(雪が積もってガチガチに凍っていてコケたら階段に頭をぶつけそうで危ない)を通りぬけ、雪に足を取られて綺麗にコケたりしながら、お互いの見事なコケっぷりに大声で笑ったりしながら切込湖につく。
ここで簡単な食事を取り、2つの湖の横のトレッキングコースをゆく。
そこは斜めに雪が積り、幾つかの足跡を頼りに体を斜面に対して斜めに傾けて滑らないように進むしか無い。
たぶん、すべったら、そのまま「スー、ポチャン」である。
その恐怖の30分を過ごし、涸沼につく。
枯沼は山々に囲まれた開けた場所になっており空気が気持ちいい。
そして、今度は雪の斜面の急激な登りに変わる。
今まで先頭を引っ張ってくれたトトロに代わり僕が先頭に変わる。
そして一度車道を経由し後はひたすら下り。
そして光徳牧場までつき、後はバスで湯本まで帰ってくる。
食事込で4時間オーバのトレッキングコースでした。
お互い怖いポイントが違っており、僕は「スーポチャン」が怖く、トトロは枯れ沼からの急激な登りが怖いという。

本当は単なるトレッキングのつもりでしたが、雪山登山練習みたいになってしまいました。
(命が大事なので「ゆっくり!慎重に!あわてないで!」という掛け声をかけて無理しないようにしていました。)
でもアメリカから続くトレッキングブームはしばらく続きそうです。^^

より大きな地図で 日光湯元の切込湖、刈込湖のトレッキングコース を表示