Grand Circle Travel By RV. Ⅶ


アーチーズ国立公園を後にして、次の目的地に向かう。
次の目的地は、メサベルテ国立公園。
メサベルテには標高2600mの高地に作られた先住民族の住居跡がある。
彼らがなぜこんな高地に住もうと思ったのか、そしてなぜ忽然といなくなったのかは定かではない。

我々は、近辺のキャンピング場で一泊して、明朝メサベルテを観光する事になっていたが、キャンピング場が閉鎖されていたため、一気に観光する事に決める。
日が沈み行く中、F式はキャンキングカーを操り、山を駆け登る。日が沈んでしまったら、観光はアウト。そんな意識からスピードも上がる。
その甲斐あってか、誰もいない観光地になんとか日没寸前に到着する事が出来た。

今は住む事が無い住居に、我々以外観光客がいない中、写真を数枚撮る。
帰りの道中、F式が
「本当は、ここが一番行きたかった場所だったけどな。」とぽつり。
「明日も行けばいいんじゃない。」と言うと。
「まあいいよ。」と言う。
確かに日没寸前に着けた興奮以上のものはないなと思い話題を変える。
「それにしてもF式凄いドライビングテクニックだったね、すこし怖かったよ。」と僕が言うと
「俺も怖かったよ。」と笑いながら言う。


メサベルテ。彼らも住んでは見たがすぐに快適な麓へと降りたのだろうか?