僕らが旅に出る理由 〜3日目〜

8月16日、今日は王子と複式の友達の帰省しているM氏を加え5人での京都観光。複式プランによると京阪電車にのって京都へ、清水寺まで徒歩で歩き、その後王子ご希望の金閣寺を拝観し、夜中に行われる大文字焼きを観賞予定との事。寝坊して遅くの出発だったため、これだけでも濃密な日程だ。

清水寺を拝観し終わり、時間的に金閣寺が見れるか微妙な時間になったためタクシーを使う。
乗ったタクシーの運ちゃんは地元が京都で、しゃべり好きの人だったので、京都の道についての話や、オカルト京都ツアーの話(髪の毛の伸びる人形がある寺とか、幽霊の掛け軸とか)とか色々京都話を話してくれる。
話の流れで大文字焼きのベストスポットを聞くと。
「まず大文字焼きちゅうのが間違い、五山の送り火いいますねん」と自慢げに話し出す。
五山の送り火の解説が始まり運ちゃんがかなり乗り乗りになったころ。
「そういえば小学校のころ、あの『大』の字を『犬』にしようとしましてね。まあ山で草むらに隠れてたら警察に捕まってね、『毎年そういう奴がおる、今年はお前や』と言われて、『まあメシでも食うか?』ってカツ丼が出てきましたわ。知ってますカツ丼代って払わされるんですよ。」
「火はつけられたんですか?」と聞くと、
「あとで行けば分かると思いますけどそんなん絶対無理ですわ、警備の警官いっぱいおるし、職質されて持ち物検査でジッポーの缶とライタみっかって終わりですわ、まあ夏休み明けに学校言ったら、捕まりはしたけど、それでもクラスのヒーロでしたよ。」との事。

写真の送り火は『大』かな?