そら
朝、駐車場から会社までの道のりで空を眺める。
いつもカメラを持ち歩いていて、たまに空を撮りたくなるときがある。
逆に言うとたまにしか空を撮りたくなるときは無い。
ねむくなかったから、時間に余裕があったから。
そらがうつくしかったから、空気が澄んでいたから。
いろいろ理由があるのだろうけど、空を撮るときには撮りたいと思えるときにシャッターを切る。
いろいろな条件が重なって、いろいろな気分が重なって、
いろいろな、いろいろなが満たされたとき、シャッタを切る写真。
人もめずらしいものも写らない、何の特徴のないそらの写真。
空の青さと白い雲、時間とともに変化して同じ色の空はない。
そんなそらの写真には空を満たす、自分の気持ちが乗る、のだろうなとすこし思う。