大空へ飛び立とう


ドラクエで空を飛ぶアイテムを手に入れたらやっとで終盤に来たかという思いがある。そんなアイテムを目指し、僕らはこの地に集まる。
空の住人、ハッシーさんに誘われて、友ちか、YUKIさん、マイマイさん、MAYUMIさん、僕のパーティで羽螺具来舵というアイテムを手に入れに出かける。空飛ぶアイテムが手に入る場所は、馬車一台がやっとで通れる急な坂道を上りきった場所にあり。その発着場だけ木が切り開かれている。
その発着場にはすでに十数人の空の住人達が集まっており、早速大空へ飛び立つところであった。
全速力で崖に向けて走る空の住人。
「ザ、ザ、ザパー」
風が正面から来て羽根のセルに空気が満たされて一気に広がり、翼が持ち上がる。
そして、普通ならば崖に落ちるはずの人が、風に乗って一直線に飛び出していった。
これが空を飛ぶことか。と心動かされる。
飛び立った場所から遠くになりつつある空人を見ているとこの高台からの風景は気持ちがよいことに気づく。
今日は晴天で、良い秋空が広がっていた。
そんな気持ちに浸っていると空の住人の総長が僕らに羽螺具来舵の操作方を教えてくれる。タンデムという熟練者との二人乗りでの空を飛ぶ方法である。
簡単に言えば思いっきりダッシュ。そして座るといったところか。
まず最初にマイマイさん、MAYUMIさんが羽螺具来舵を装備してもらってよい風が来るのを待っている。
二人ともドキドキだろう。
しかし待てど暮らせど昼飯を食べても、なかなかよい風が来ない。
羽螺具来舵は正面から風が来ないと翼のセルに空気がうまく入らず、羽根は広がらない。
広がったとしても揚力が得られなかったり、横の木に追突する可能性が高いのだ。
なかなかに難しいアイテムだ。
残念ながら今回僕らはまだ空飛ぶアイテムを手にするにはレベルが足りなかったようだ。
次回はこの高台から見事飛び降りるように、レベルアップしようということになる。
僕らは、空飛ぶアイテムを諦めて「チャオズ(餃子)」というパワーアップアイテムの獲得に乗り出す。
ここから南のウーツノーミヤという町にはそんなアイテムがあり、1つ250ゴールドほどで手に入れることができるそうだ。
僕らは馬車で南のマーサシというお店に辿り着き。並ぶこと数十分であっけなく「チャオズ」を手に入る、いや胃袋に入ることになった。


日が暮れてきて今日の最後は峠のオシャレな茶屋で夕飯。
皆のリクエストで僕は森の精霊トトロを呼び出す。
峠の茶屋で待つこと数十分、トトロが登場する。
森の精霊らしく、葉っぱに包まれたドングリをプレゼントしてくれる。なかなか空気の読める精霊である。
これでこの冒険記の主役達が一同に介したことになる。

これだけ色々なフラグがたった今、次回こそは羽螺具来舵が手に入って欲しいものだ。^^;