Grand Circle Travel By RV. Ⅷ


※写真はF式撮影

我々はチェリーパイを食べ終え、キャピタルリーフ国立公園のHickman Brige Trailを歩くことにする。
トレイルの入り口には、ポストのような金属製の箱が備え付けてあり、50セントを放り込んで中にあるトレイルガイドを貰っていく仕組みになっている。
見てみると全容マップが書かれているので一部購入することにする。
するとHickmanは地元の偉大な教育者の名前からつけたようだ。そしてこのトレイルの最終地点には巨大な自然の橋があるようだ。地層が風や雨で風化され最終的に固い部分が残り、橋になったらしい。
我々はK党現地ガイド(みたいに振舞う遊び)に連れられて橋を目指して歩いていくことにする。
周りは岩ばかりで、たまに地層に風雨で穴が削られた場所などあり、そこに誰かがハマってそれを写真に収める行為が少し流行る。
そして、小一時間進んだところで立派な橋が見える。(fotolile参照
帰り道、今日のチャレンジポイント獲得者のK党が少し高い穴に顔をツッコめという指令を受けて顔を突っ込む。(fotolife
そして、各自が穴を見つける度に顔を突っ込んだり、面白ポーズをしていくような陽気なトレイルである。
そんな中、僕は適当な穴が無くそのあそびに参加出来ないでいた、
するとF式が
「minoresuあそこにも穴があるぞ!」と言う。
その指指す先には、10mぐらい上の岩にちょうど人一人入れるような穴が空いていた。
僕はやってやろうじゃないか。という気分になり、
「俺入ってみるよ。」と言ってスタスタと岩を登っていく、そして穴の付近はかなり滑りやすく、足や手を引っ掛ける場所も少ない。なんだかロッククライミングのような状態である。(fotolile K党撮影)
なんとか穴にたどりつき、座り込んで座禅を組む。
「なんか初めから居るみたいにはまってる!」というみんなからの賞賛が降り注がれる。
僕は幾つかポーズを取り、みんなが写真を撮り終えたのを確認して、穴から履いでて戻ろうとする。
しかし、来た時よりも怖くて、難しい。
穴から完全に出た状態では殆ど引っ掛かりが無いため、体を岩にくっつけて全体の抵抗力でずり落ちるのをカバーしている状態になってしまう。
その瞬間
「ズリ!」と足が滑る。
頭の中に下に落ちて骨折する自分が思い浮かび全身から汗が吹き出る。
そこでおそらくゾーンに入る。
僕の全神経は集中し、
無意識に足を素早く動かし、
次に引っ掛かそうな場所を探し出し、素早く手足を運び、
安全なF式が居るところまで戻っていく(写真撮影位置)

F式がその様子を見ていて、
「minoresu、危なかったんじゃない?」と一言。
「危なかった、一歩間違えば下に落ちてたよ。」と言う。


帰り際、膝が痛むので膝までズボンを上げてみると擦り傷が出来ている。


みなさん、トレッキングで悪ふざけはやめましょうね。