A skating rink in everlasting summer.


仕事関係の知り合いに食事のあとショッピングモールに連れていってもらった。
そこはマレーシアはクアラルンプール郊外のショッピングモール。
そこには日本のショッピングモールの2倍から3倍の店舗が並び、その一角に常夏の国には似つかわしくないスケートリンクがあった。
滑っているいる人の中には、四つん這いになっている人や、だとだとしい歩きをしている人はおらず、全て中級者から上級者のスケートの訓練生の趣き。
回転したり、片足を上げてたりして、綺麗なスケーティングを披露している。
頭のなかにここはどこなんだろうと違和感を覚える。
日本は高度経済成長を終え、斜陽に差し掛かりつつあるなか、マレーシアは今まさに高度経済成長の熱を帯びている。
現地の人に、「マレーシアの面白かった所はどこですか?」と観光地を聞かれたが、僕は別の意味で返した。「マレーシアは人種も宗教も多種多様になのにだけど皆がフラットなのが面白い。」といい、少しはてな顔の相手の顔をみて、さらに「日本はほぼ単一民族でフラットになるべくしてフラットなのに対して、こっちは皆が合わさってフラットなのが凄い。」という言い方に変えた。
伸びざかりの常夏の国でこのアイススケートのミスマッチが心に残る風景です。