本採掘場


気になっていた写真展を見に行く。
純粋に面白いし、あったかい。
写真には犬や子供、おじいちゃん、おばあちゃん、酔っ払など、いいろんな人が出てきて、ちょっとだけ面白い事が収められている。
「シャッタチャンス祭り」というだけあってその場にいてその瞬間撮らなければ取れない写真ばかり。
写真を見るとおもわず笑みがこぼれたり、「ククク」っと笑ってしまう。
こういう写真を撮れる人ってどういう神経してるんだろう。と尊敬してしまう。
50mmでしか撮らず、ズームレンズを使わない理由が足を使わないとズルイそうだ。
ポリシーが揺ぎ無いな、と思う。

写真展の後、図書館と書かれた看板に引かれて図書館に行く。
図書館と聞くと、本を読みたいわけでもないのにとりあえずどんなところか見に行く癖がある。
そこは、竹下通りから道一本しか入っていないのに、閑散としていて落ち着きがある。
しかも書庫が自由に閲覧できるようになっている。
沢山の本が収められた狭い空間は、読者に発掘されるのを待っている採掘場のようで、シャッタを切らずにはいれなかった。

この図書館はかなりの穴場です。